WRC世界ラリー選手権第4戦アルゼンチンは25日、SS2~6のデイ1が行われシトロエンのクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が初日首位を獲得した。今季、開幕から3連勝しているセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は、SS2走行中にマシントラブルが発生しデイリタイアを喫している。
23日に行われたシェイクダウンでトップタイムを記録し、SS1で首位オジェから0.2秒差の2番手につけるなど速さをみせていたミークは、デイ1に行われた5本中3本のSSでトップタイムを記録。総合2番手のマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)に1分以上の差をつけて初日トップに立った。
今シーズン、圧倒的な速さをみせていた14年王者オジェは、SS2走行中にエンジントラブルが発生。フィニッシュ地点まで7kmの地点でマシンを止めデイリタイアした。デイ2以降のラリーには参加するが、首位から35分近く遅れた総合34番手からのスタートとなる。
総合3番手はヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が獲得。ラトバラはSS3でトップタイムを記録し、首位ミークとの差を15秒まで縮めていたが、SS5で駆動系にトラブルが発生。最終的に差を1分23秒まで拡げられている。
総合4番手にはSS6でトップタイムを記録したダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)が入り、総合5番手はエルフィン・エバンス(フォード・フィエスタRS WRC)がつけている。