このほどペルー沖で巨大なエイが捕獲された。オニイトマキエイと呼ばれるエイで体の横幅は8メートルもあり、これまで知られているサイズの中でも最大のレベルだそうだ。
この画像は南米のメディア『extra.globo.com』が伝えているその記事のスクリーンショット。エクアドルとの国境にも近いペルーのトゥンベス沖でこのほど、トロール網漁業をしていた漁師がトビエイ目トビエイ科の巨大なオニイトマキエイ(英名:Manta Ray)を捕獲し、カレタ・クルスの浜に戻った。クレーンで船から降ろされた後、計測によりそのエイの体の横幅は7.9m、重さは1,000kgを軽く超えていることがわかったという。
見たこともないそのエイの巨大さに仰天し、すさまじい重さと闘いながら浜へ戻ったと話す猟師たち。フランコ・ヴェルガラさんはメディアの取材に、「船は転覆するかと思うほどひどく揺れました。こんなことは滅多になくエイを見ても何事か理解できませんでした」と語っている。
オニイトマキエイは熱帯・亜熱帯海域に生息する世界一大きな種類のエイで、これまで知られている個体の中で最大のものは横幅が8m、重さは約3,000kg。おとなしい性格でダイバーとのふれあいを楽しむことも知られているため、日本でも数か所の水族館が飼育して人気者になっている。ただし世界の各地でこのエイを食する文化があり、また体の一部分に薬効成分があるといわれることから乱獲による個体数の減少が心配されている。
※ 画像はextra.globo.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)