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12月開催のセパン12時間レースにJAF-GT300も参加可。SROが規則を発表

2015年04月24日 19:50  AUTOSPORT web

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 SROモータースポーツ・グループは、12月15日にマレーシアのセパン・サーキットで開催されるセパン12時間レースのドラフト版のレギュレーションを発表した。トップカテゴリーはFIA-GT3車両となるが、“G3ホモロゲーション車両”としてJAF-GT300車両の参加も認められている。

 これまで『メルデカ・ミレニアム』として、マレーシアの独立を記念するレースとして開催されてきたセパン12時間は、これまでも多くのFIA-GT3規定車両が参加するレースだったが、2015年から新たにヨーロッパでブランパンGTシリーズを統括するSROモータースポーツ・グループがレース運営を担当。ドバイやバサースト等の耐久レースとシリーズが組まれ、今季は12月にレースが開催される。

 地元マレーシアはもとより、タイなどの東南アジア、中国、台湾、オーストラリア、そして日本と東アジア各国、また近年はヨーロッパのエントリーも増えており盛況となっているレースだが、SROから今季のレギュレーションのドラフト版が発行された。

 それによれば、主なカテゴリーは4つ。最上位カテゴリーはGT3で、FIAにホモロゲートされた車両が対象だが、G3ホモロゲーション(地域ホモロゲ)としてスーパーGT用車両のJAF-GT300車両、スーパー耐久ST-X車両も含まれる。

 また、GTCはワンメイクシリーズ車両が対象で、ランボルギーニ・スーパートロフェオ、フェラーリチャレンジ、マセラティ・トロフェオ、ポルシェカレラカップ、アウディR8 LMSカップ用の車両が含まれる。これらはBoPによって調整される。

 GT4/スポーツプロダクション車両クラスはSRO-GT4車両等が含まれ、ジネッタ、ロータス・エヴォーラ、BMW M3、アストンマーチン・バンテージ、ニッサン350Z、トヨタGT86等が参加可能だ。

 スポーツカー以外の参加が可能なのがこのレースの特徴のひとつで、これまでメルデカ・ミレニアムを支えてきたスーパー耐久車両を含むグループN/Aのツーリングカーも『ツーリング・プロダクション』として参加できる。ST-2/ST-4車両の参加が可能で、ルノー・クリオ等の参加もできる。