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ライゾマが手がけたアートなトラックが六本木を走る、一夜限定「六本木アートナイト2015」開催

2015年04月24日 09:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

プレスプレビューの様子 Image by: Fashionsnap.com
六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの饗宴「六本木アートナイト2015」が、4月25日から26日にかけてオールナイトで開催される。一般公開に先駆けて行われたプレスプレビューには、アーティスティックディレクターの日比野克彦やライゾマティクスの齋藤精一らが参加。同イベントのメインプロジェクトとなるライゾマティクスが手がけたアートトラックが初披露された。

一夜限定「六本木アートナイト2015」開催の画像を拡大

 今年で6回目となる「六本木アートナイト」では、第15回文化庁メディア芸術祭アート部門で新人賞を受賞した菅野創、山口崇洋が手がける「センスレス ドローイング ロボット(SENSELESS DRAWING BOT)」の展示や、三河台公園での「サイレントダンスプログラム」の開催など、六本木が一体となり様々なイベントが行われる。プレスプレビューで初披露された「アートトラックプロジェクト ハル号 アケボノ号」は、「もしも都市が生きていたら今どのような姿だろう?」をテーマに、トラックに六本木という都市の人格をインプットし参加者とのコミュニケーションを創出する大型アートプロジェクト。期間中、提灯型ディスプレイが満載された「ハル号」は東京ミッドタウンに常駐し、「アケボノ号」は巨大なミラーボールを搭載して六本木の街を移動するという。
 今回は開催以来初の取り組みとして、プログラムを一般公募する「オープン・コール・プロジェクト」を実施。「KAWAT Tower」(おかだゆか&川名宏和)、「結びつく街」(ジェイ・ムーン)、「ズンマチャンゴのかけら箱」(ズンマチャンゴ)、「六本木アートスイッチ」(スイッチ総研)の4作品が選出された。
 「六本木アートナイト」は、東京都と東京都歴史文化財団が行う「東京文化発信プロジェクト」の一環として2009年にスタート。今年は「ハルはアケボノひかルつながルさんかすル」をテーマに、六本木ヒルズや東京ミッドタウン、国立新美術館など、六本木の各所がアートで彩られる。日比野克彦はテーマに込められた想いについて、「より六本木に来た人が参加したくなる作品、それが六本木の夜に光る、それが世界中の人々につながっていくというメディアアートならではの作品を展示したい」と語っている。
■六本木アートナイト2015日時:2015年4月25日(土)10:00~4月26日(日)18:00<コアタイム> 4月25日(土)18:22【日没】 ~ 4月26日(日)4:56【日の出】※コアタイムはメインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、 21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース入場料: 無料 (但し、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)