マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、文化が異なる同チームとホンダの協調が努力の末に高まってきており、それが向上につながっていると語った。
1988年から1991年にF1を席巻したマクラーレンとホンダのパートナーシップが今年復活したが、ここまでのところ苦しい戦いを強いられている。バーレーンGPではフェルナンド・アロンソがチームにとって今季初のQ1突破を達成、入賞一歩手前の11位で完走したものの、一方のジェンソン・バトンはトラブルに悩まされ、予選・決勝ともに出走することがかなわなかった。
しかしブーリエは、マクラーレンはホンダの文化を理解することに努め、それによる協調が効果を発揮しつつあると語った。
「文化の違いが大きいが、マクラーレンがホンダの戦略とこだわりについて理解することがより重要だと考えている」とブーリエ。
「彼らが我々の文化に近づいてくるのを期待するよりも、彼らの文化を我々の世界に取り入れる必要がある」
「我々の方が歩み寄ってきた。あらゆるレベルにおいて我々が目指してきた協調が効果をもたらしつつあると思う」
「たとえば、トラックサイドオペレーションは今年初めから大きく改善した。今、彼らは非常にいい仕事をしている」
理解を深めるため、マクラーレンとホンダは互いの本拠を行き来しているとブーリエは言う。
「学ぶべきことは山ほどある。それはさくらの方も同じだ。我々のスタッフは定期的にさくらを訪れているし、日本からも我々のところにスタッフが来ている」
「もちろん時間は必要だが、我々の期待と彼らの期待は一致し始めており、それはいいことだと思う」