フェラーリのセバスチャン・ベッテルが今年のドイツF4選手権を後援することが、同シリーズより正式にアナウンスされた。
7度のF1王者ミハエル・シューマッハーを父に持つミック・シューマッハーの四輪デビューレースとして注目を集めるドイツF4選手権。このジュニアシリーズをシューマッハーと同じドイツ人F1王者のベッテルが後援することが明らかになった。
ベッテルは、レースキャリア初期の2003年にADAC(ドイツ自動車連盟)のジュニアシリーズのひとつ、フォーミュラBMWに参戦。2年目の04年には、20戦中18勝をあげて見事チャンピオンに輝いている。
ADACドイツF4選手権は今年から新しくスタートするシリーズで、タトゥース・アバルトのマシンを使用。今週末の4月25~26日には、開幕戦となるオッシャースレーベン戦が開催される。
「シングルシーター・レースのキャリア初期のことはよく覚えている。ADACにはとても感謝している」と、ベッテルは声明の中で語っている。
「僕にとってすばらしい時間であり、レーシングドライバーとしての成長に非常に重要だった。だから、ADACとともにF4の魅力を高めることに貢献できてうれしく思っている」
「やがては、ここで戦ったドライバーの何人かとF1で会えることを確信しているよ」
先日、ミック・シューマッハーも参加した公式テストには、100名近いレース関係者がサーキットを訪れたと言われている。
彼のチームメイトは、レッドブル・レーシングのチーフ・テクニカル・オフィサーであるエイドリアン・ニューエイの息子、ハリソン・ニューエイが務める。