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人を次々と殺して遺体を豚のエサに。養豚場経営者の60代女に実刑判決。(米)

2015年04月23日 20:12  Techinsight Japan

Techinsight Japan

豚のエサにするため2名を殺害したオレゴン州の女(画像はmailtribune.comのスクリーンショット)
米オレゴン州の養豚場で、2年にわたり人の遺体がエサとして豚に与えられていた事件。60代の女が逮捕され連続殺人鬼として話題になっていた注目の裁判が、やっと結審を迎えたもようだ。

地元メディアの『mailtribune.com』が伝えているところによれば、米オレゴン州ジャクソン郡巡回裁判所はこのほど、2012年から2013年にかけ連続殺人事件を繰り返した養豚場経営者のスーザン・モニカ(66)に対し、一生刑務所から出ることは叶わないであろう50年の実刑判決を言い渡した。

モニカにより殺害された疑いをもたれていたのはロバート・ヘイニーさん(当時56歳)、スティーヴン・デリシーノさん(当時59歳)ら2名。モニカはその遺体をバラバラに切断し、ローグ川のほとりにある養豚場の豚にエサとして与えていたとして昨年1月に逮捕・起訴されていた。モニカはたびたび拳銃を手に出かけては動物を殺し、その死骸を豚たちに与えていたことから、養豚場の人々はそうした異変に気付かなかったと話している。

「デリシーノは自分自身で頭を撃った」、「身の危険を感じ自衛のためにヘイニーを撃った」などという主張はすべて退けられ、このほど陪審員はモニカ被告に有罪の評決を下し、ティム・バルナック判事は「あなたは残酷な連続殺人鬼です」との主文を添え、最低50年の実刑判決を言い渡した。

この画像は同メディアによる1年ほど前の記事のスクリーンショット。殺人罪と死体損壊罪に問われ、郡巡回裁判所に出廷したモニカの様子である。ロングヘアのカツラをかぶり指には赤いマニキュア、しかし時に声を荒らげ、刺すような鋭い目つきといかつい表情は人々をひどく不快にさせたと話題になっていた。

※ 画像はmailtribune.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)