「グローバルファッションキャピタル(Global Fashion Capitals)」展では、FIT美術館永久収蔵の中から1890年に製作されたオートクチュールのケープや今年発表されたドレスなど、70点以上に及ぶ衣服やアクセサリーなどを展示。都市ごとにカテゴリーが分かれ、ファッション都市としてすでに確立しているパリやNY、ミラン、ロンドンのほか、ファッション新興都市で活躍するデザイナーの作品がキュレートされ、今まで展覧会などで取り上げられなかったデザイナーにも焦点が当てられるという。
1980年代に一世を風靡した日本人デザイナーの山本耀司、川久保玲、三宅一生や、「アントワープ6」のウォルター ヴァン ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)は、東京とアントワープがファッション都市として世界に注目されるきっかけを作ったデザイナーとして紹介される。ファッション新興都市のカテゴリーにはサンパウロ、ヨハネスブルグ、ニューデリー、ソウル、上海、マドリード、ストックホルム、シドニー、メキシコシティ、キエフなどで活動するデザイナー達の作品が並ぶ。また、会場には20都市のトレンドやストリートスタイル、最新ランウェイのルックを見ることができるデジタルスタイルマップが設置される。
■ Global Fashion CapitalsMuseum at the Fashion Institute of Technology住所:Seventh Avenue at 27 Street New York City 10001-5992開館日:木 - 金 12:00~20:00、土 10:00~17:00休館日:日曜、月曜、祝日 入場無料公式サイト