WRC世界ラリー選手権第4戦アルゼンチンは23日、シェイクダウンが行われフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)とシトロエンのクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が同タイムを記録した。
第3戦メキシコから約5週間のインターバルを経て開催されるラリー・アルゼンティーナは、首都ブエノスアイレスから700km北西に位置するビジャカルロス・パスで行われるグラベルラリー。スペシャルステージ(SS)の総本数は12本だが、50kmを超えるステージが4本組み込まれている。
そんな第4戦アルゼンチンのスタート前に、4.59kmのステージでシェイクダウンが実施され、開幕から3連勝しているオジェと今季苦戦が続いているミークが2分30秒9の同タイムを記録した。
「マシンの感触は素晴らしかった。本番のSSとは路面コンディションがかなり違うけど、楽しんで走ることができたよ」とオジェ。
「今までのキャリアで、アルゼンチンほどタフなラリーを経験したことはない。こういう路面コンディションだと、ラリーを観ているファンは退屈しないんじゃないかな」
「アルゼンチンでは特に、リスクを犯しすぎないことが重要になる。金曜日のオープニングステージはエキサイティングなものになりそうだ。50kmのステージをスプリットタイム表示無しで走らなくちゃいけないからね」
オジェと同じタイムを記録したミークは、「シーズンをいい形でスタートする事ができなかった。速さはあったけど、それを持続させることができなかったし、何回かミスも犯してしまった。アルゼンチンまで6週間近く時間があったから、一度気分をリセットできたよ」と語った。
3番手タイムはアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が記録。4番手にマッズ・オストベルグ(シトロエンDS3 WRC)が入り、5番手にはヤリ-マティ・ラトバラ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が入っている。