メルセデスのノンエグゼクティブチェアマンであるニキ・ラウダは、フェラーリが急激に向上してはいるが、焦ってパワーユニットのアップグレードを急ぐことなく、冷静に計画どおりにシーズンを戦っていくと語った。
2014年は他を寄せ付けない強さでドライバー、コンストラクター両選手権を制したメルセデスだが、今年はフェラーリからのプレッシャーにさらされ、マレーシアGPではセバスチャン・ベッテルに勝利を奪われた。
フェラーリは近いうちに開発トークンを使ってパワーユニットのアップグレードを行う予定だといわれている。
Gazzetta dello Sportのインタビューにおいて、メルセデスは近々新しいエンジンを導入する予定かと聞かれ、ラウダは「それはない。まだ4戦を消化したばかりだ」と答えた。
「今不利に思えても、それが重要なシーズン後半戦にアドバンテージになる。思い付きで予定を変えたりすべきではない」
一方で次戦スペインではマシンの大規模なアップグレードを導入するという。
「いずれにしてもバルセロナではマシンを大きく変える予定になっている」