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フェラーリエンジン、いよいよメルセデスに並ぶ

2015年04月21日 23:30  AUTOSPORT web

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F1バーレーンGPではキミ・ライコネン(フェラーリ)がニコ・ロズベルグ(メルセデス)との2位争いを制した
フェラーリは、次のF1スペインGPで王者メルセデスとほぼ同等のパワーを手にすると報じられている。

 今やメルセデスを脅かす存在となったフェラーリは、6月の第7戦カナダGPでアップグレードを施したV6パワーユニットを投入すると広く報じられていたが、ここにきてドイツのBild紙は、3週間後のバルセロナに新仕様のユニットが持ち込まれると伝えている。

 同紙の報道では、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが20~30の馬力アップを手にすることになり、結果的にSF15-Tは「メルセデスとほぼ同等のパワー」に達すると推測されている。

 その一方、ここ3戦は上位争いに絡めず、未だ表彰台のないウイリアムズは、すでにフェラーリに追いつくのはかなり困難なことだと感じ始めている。

 チームのビークルパフォーマンス責任者であるロブ・スメドレーは、先週末のバーレーンで次のように語っている。

「我々はバルセロナに向けて一連のアップグレードを準備している」
「だが、フェラーリに追いつくのは非常に難しい」

「我々はマシンからすでに十分なポテンシャルを引き出しており、今後もそれは続けていくが、早期にペースを向上できるとは思っていない」

 現在、ウイリアムズはコンストラクターズ選手権でフェラーリから46ポイント差の3位。バーレーンでは、バルテリ・ボッタスがレース終盤に緊急ピットストップを強いられたベッテルを抑え切って4位でフィニッシュすることに成功している。