6月27日から東京・テアトル新宿ほか全国で公開される呉美保監督の映画『きみはいい子』から予告編が公開された。
予告編では、高良健吾が演じる小学校の新任教師・岡野匡が生徒や保護者に翻弄される様子や子ども抱きしめる場面、尾野真千子が演じる雅美が娘に手をあげるシーン、泣きじゃくる娘を膝に乗せた雅美を、池脇千鶴が演じるママ友が抱きしめる様子などが確認できるほか、匡が「家族に抱きしめられてくること」という宿題を生徒に出す場面が映し出されている。
『きみはいい子』は、中脇初枝よる同名短編集をもとにした作品。虐待の連鎖やネグレクト、いじめ、学級崩壊といった子どもにまつわる様々な問題を背景に、人と人の繋がりから生まれる希望が描かれる。キャストには高良、尾野、池脇に加え、高橋和也、喜多道枝、富田靖子ら名を連ねている。メガホンをとるのは、『そこのみにて光輝く』などの監督作で知られる呉美保。脚本を『そこのみにて光輝く』で呉とタッグを組んだ高田亮が担当している。