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難しい設定不要!とにかくシンプルで高齢者も楽々使えるビデオ通話機器「Speakset」

2015年04月20日 15:01  Techable

Techable

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Skypeに代表されるビデオ電話は、遠方の相手とも顔を見ながら話せる便利なツール。ただ、高齢者にとっては、パソコンやスマートフォンを操作して、ソフトをダウンロードして起動したり、キーボードをうったりするのが難しいことも多い。
・シンプルで高齢者も使いやすいビデオ電話ツール
そんな機器の操作に不慣れな高齢者にとって、敷居が高かったビデオ電話をもっとシンプルに使いやすくしようと開発されたのが、イギリスのスタートアップ「Speakset」が手がけたツールである。シンプルな箱型デバイスで、これをテレビに接続するだけ。テレビ横に配置するのにピッタリな大きさだ。
・ソフトはプリインストール済み
このデバイスにはあらかじめソフトウェアがプリインストールされ、設定が登録済みになっているため、高齢者が説明書を読んで、複雑な設定をしたり、機器の接続をする必要はない。操作はリモコンを使っておこなう。このリモコン自体も、たった7つのボタンしかないシンプルなもの。
・プラグを挿して使うだけ
まさに、“プラグを挿して起動するだけ”の、幅広い年代のユーザーが使えるツールだ。インターネットを通じて、ビデオ電話が可能になる。「Speakset」は、PCやスマートフォンからのビデオ電話を着信することもできるし、こちらから相手方に発信をすることもできる。ネット環境さえあれば、世界のどこからでも「Speakset」にアクセスが可能だ。
・公式サイトから設定変更も可能
また、「Speakset」の公式サイトから、インストールプロセスや、連絡先の追加など、デバイス本体の各種設定変更も自在におこなえる。
・高齢者の社会的孤立を防ぐ
高齢者は自力で気安く外出することが難しいケースもあり、家に引きこもりがち。そうなると、社会的に孤立する危険性も出てくる。社会的孤立は、アルツハイマー型痴呆や糖尿病患者にとっては、1日に15本のタバコを吸うことよりも、健康に与えるダメージが大きいともいわれる。

「Speakset」を高齢者の家庭に導入することで、定期的に医療従事者がビデオ電話を通じてコンサルタントをおこない、健康管理するサポートをしてくれるほか、遠方に住む家族がもっと頻繁に、顔を見ながら会話する機会を増やしてくれる。
・医療費削減にも貢献
すでに医療現場でのトライアルが実施され、600人の患者が「Speakset」を実用体験しているという。日頃の健康を見守ることで、重篤な状態に陥ることを未然に防げれば、医療費の大幅な削減にもつながるだろう。

Speakset