全日本選手権スーパーフォーミュラ第1戦鈴鹿は19日、43周の決勝レースが行われ、好スタートで首位を奪った予選3番手のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が優勝を飾った。スーパーフォーミュラ“デビュー戦”とっなた小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は、9位完走を果たしている。
これにより、3位表彰台を獲得したのはナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。カーティケヤンは序盤から石浦に続く5番手を走行し、ピットストップ後はアウトラップの石浦をパス。終盤は4番手を走行し、最後の最後で表彰台を手にした。
その後方では終盤、ピットストップを最後まで引っ張ったジェームス・ロシター(KONDO RACING)を先頭に、ジョアオ-パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)、そして石浦が僅差の5番手争いを展開。終盤にはオリベイラとロシターがシケインの進入で接触してロシターが飛び出してオリベイラが前に出るなど、チェッカーまで接近戦が演じられるかと思われた。
12年ぶりの国内シリーズ参戦となる可夢偉は10番手からスタート。序盤は12~13番手を走行するも、9周目を終えたところで一番最初にピットインし、給油とタイヤ交換を実施。前方がクリーンな状況で最後まで走り切る作戦を採用し、各車ピットストップを終えた段階で11番手に。ペースはよかったが序々にタイヤが厳しくなったのか、野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)にオーバーテイクを許す場面もあった。最終的にはラストラップで2台がストップしたことからふたつ順位を挙げて、9番手でチェッカーを受けている。