マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンは、同チームのマシンは第5戦スペインGPで飛躍的に改善するはずであると期待している。
シーズンオフテストでパワーユニットに信頼性のトラブルが連発、開発を予定どおり進めることができなかったマクラーレン・ホンダは、開幕3戦では予選Q1を突破できず、決勝でも下位に沈んだ。中国GPでは初めて2台そろって完走を果たしたが、チームもドライバーたちもバーレーンで大きな進歩は見られないと予想している。
「(中国で)2台とも完走できたのはホンダにとって重要なことだった」とバトンは木曜、バーレーンで語った。
「メルボルンよりもかなりエンジンをプッシュしていたので心強い」
「でもここ(バーレーン)でパワーが大きく向上することはないと思う」
「長いストレートがあるし、温度が高く、風が砂を運んでくる。どのエンジンメーカーにとっても難しいレースだ」
バーレーンの後にスタートするヨーロッパラウンドからマクラーレン・ホンダが大きく進歩するはずだとバトンは考えている。
「ヨーロッパまでの間に今までより大きく進歩するだろう」とバトン。
「(スペインGPの)バルセロナで大幅な改善が見られるだろうし、モナコまでの間にもたくさんのプランがある」
「バルセロナでパワーユニットによってペースが向上したら、大きくポジションを上げることができると思う」
アロンソもスペインGPに大きな期待を寄せている。
「今一番重要なのは、バーレーンとバルセロナの間に大きな変化があるということだ」とアロンソは言う。
「バルセロナからレースを少し楽しめるようになると期待している。とはいえ現実的に物事を考える必要があるが」
「目標は進歩し続けることであり、15位とか13位とか17位を獲得することではない。上位で競えるようになるまでは(順位は)さほど重要ではない」