レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドが、2015年のローレウス世界スポーツ賞で年間最優秀成長選手に選ばれた。
2000年から行われているローレウス世界スポーツ賞は、毎年、各スポーツ界で活躍した選手および団体を称える賞で、今年は中国・上海で式典が開催。15日にその発表が行われた。
今回リカルドは、年間最優秀成長選手(ブレイクスルー・オブ・ザ・イヤー)部門にノミネートされ、新たに加入したレッドブルでのルーキーシーズンでF1初優勝を含む3勝をあげたほか、ドライバーズ選手権で4度のワールドチャンピオンに輝くセバスチャン・ベッテルを上回ってランキング3位を獲得したことなどが評価された。
同部門には、2014年のサッカー・ワールドカップ決勝の対アルゼンチン戦で決勝ゴールを決めたマリオ・ゲッツェや、同大会で得点王に輝きコロンビア代表を初のベスト8に導いたハメス・ロドリゲス、テニスの全米オープン男子シングルス決勝で日本の錦織圭を破って4大大会初優勝を飾ったマリン・チリッチらも名を連ねていた。
これで、年間最優秀成長選手賞を受賞したF1ドライバーは2002年のファン・パブロ・モントーヤ、08年のルイス・ハミルトン、10年のジェンソン・バトンに続き4人目となった。
一方、昨年ベッテルが受賞した年間最優秀男子選手(スポーツマン・オブ・ザ・イヤー)部門にノミネートされていたハミルトンは、2009年に続き惜しくも受賞ならず。同賞にはテニスのノバク・ジョコビッチが選ばれている。
なお、先週の中国GPには、ローレウス世界スポーツ賞の会長を務めるエドウィン・モーゼス氏が来場、決勝の表彰台インタビューも務めた。