舞台『こどものおもちゃ』が、8月20日から東京・銀座の博品館劇場で上演される。
同作は、1994年から少女漫画誌『りぼん』に連載され、1996年にはアニメ化もされた小花美穂の同名漫画の舞台版。同誌の創刊60周年を記念して上演される。人気子役タレントの小学6年生・倉田紗南と、クラスの問題児・羽山秋人の関係性を軸にした作品だ。
主人公・紗南を演じるのは、奥田こころと小椋梨央。羽山役を相澤侑我と板垣李光人が演じる。また、羽山の親友・剛役を伊藤壮吾、羽山の姉・夏美役を磨井彩月、吉村美音がそれぞれ演じるほか、紗南の母・実紗子役に『美少女戦士セーラームーン』シリーズのセーラームーン役などで知られる声優の三石琴乃、紗南のマネージャー・相模玲役に山本一慶がキャスティングされている。なお、紗南役、羽山役はダブルキャストとなる。脚本と演出を手掛けるのは、アニメ版の監督を務めた大地丙太郎。
チケットの一般発売は6月21日10:00からスタート。料金などの詳細は後日発表される。
■大地丙太郎のコメント
もう一回やります!
アニメ版最終回サブタイトルは「こどちゃは続くよどこまでも」
そう、「こどちゃ」の問題はずっと続いていたのです。
オトナが勝手に作った世界で、コドモはとっても生きづらい。
でも、生きて行こうぜたくましく。
人間誰しも多かれ少なかれ、やっかいでめんどくさくてつらいなにかを背負ってる。
だったらっ!
うつむかないで、ばびっと元気に陽気に前を向いて行こうじゃないっ☆
覚悟はあるかいコドモたちっ?
大地丙太郎、17年前と同じテーマを、今回はほんのすこし視点を変えて演出します。
倉田紗南、今度は舞台でバビります☆
■小花美穂のコメント
そんなわけで、舞台化です。
まずは、約20年も前の作品を、未だこのように取り上げていただける事に、感謝いたします。
発案は、アニメ版「こどちゃ」の大地監督です。
アニメ版の紗南達は私から見ると、多くの優れた方々の手が加わって洗練され、原作の紗南とは、良い意味で違う子でした。
「紗南の優秀なイトコ」って感じ。
だから大地監督リードのこの舞台は、親戚のおばさんのような、愛しくも気楽な気持ちで観られると思い、楽しみにしています。
原作ファンの皆様にも、そんな感じで楽しんでいただけたら幸いです。