三池崇史監督の映画『極道大戦争』から予告編とポスタービジュアルが公開された。
予告編では、市原隼人が演じる敏感肌のヤクザ・影山が、「ヤクザヴァンパイア」化して本能のままに人々に噛み付く様子や、成海璃子が演じるヒロイン・杏子と抱き合う場面、謎の刺客「KAERUくん」が激しい銃撃を受けるシーンに加え、ヤクザの親分・神浦役のリリー・フランキー、若頭役の高島礼子、ヤクザヴァンパイア化した女子高生役の優希美青や、でんでん、渋川清彦、青柳翔(劇団EXILE)らキャストの姿が確認できる。また、同作のために書き下ろされたKNOCK OUT MONKEYによる主題歌“Bite”が初公開されている。
さらに、同映像では「今回アクションシーンが多かったので、現場ですぐに対応できるよう、常に体を動かしていました。現場をフルで楽しめるように、心と体の準備を万全にして挑みました」と語る市原が、影山の宿敵役のヤヤン・ルヒアンと戦う場面も公開。市原は同作のために肉体改造を行い、クランクイン前にルヒアンとともにトレーニングを行ったとのこと。
6月20日から東京・TOHOシネマズ新宿ほか全国で公開される『極道大戦争』は、ヤクザヴァンパイアに噛みつかれた人間が、次々とヤクザ化してしまうというオリジナルストーリー。三池監督は「映画って知らないから観に行くものだったのに、いつのまにか安心できて裏切られないものを見に行くものになっていると思うんです。『極道大戦争』を観て『えっ、なんだこれ!』『こんな映画作って怒られないんだ!』って思ってもらえると、この映画も役に立ったと言えるかな(笑)」「特に若い人たちや子供たちに観て欲しいと思っています。何十年か経って苦しいことがあった時に、『「極道大戦争」の市原隼人だったら、こんな時はこうするんだよね』って思い出してもらいたいですね」と語っている。