マクラーレンのレーシングディレクター、エリック・ブーリエは、中国GPではパワーユニットが優れた信頼性を示すことができたため、今後パワーを多少上げ、ヨーロッパラウンドにはアップグレードを導入すると語った。
中国GPでフェルナンド・アロンソは12位、ジェンソン・バトンは14位でフィニッシュ、マクラーレン・ホンダは今年初めて2台完走を成し遂げた。
「ある程度の進歩を果たし、成果を挙げてきたと思う。(中国では)パッケージに信頼性があったからね。決勝中にトラブルが起こらなかったのはいいことだ」とブーリエ。
「非常にいい兆候であり、大変心強い。ホンダにとってもマクラーレンのスタッフにとっても努力が報われる結果だった。とてもよかったと思う」
マクラーレン・ホンダはパワーユニットの信頼性に懸念があったためパワーを抑えてレースをしてきたものの、今後パワーを上げ、アップグレードも行うとブーリエは述べた。
「これから少しパワーを上げることができる。(パワーユニットの)ポテンシャルは分かっている。大きなポテンシャルを引き出せるはずだ」
「ヨーロッパから新しい仕様を導入する。シャシーに関しても同様で、バーレーンにも新しいパーツを取り入れる」
「バルセロナには優れたパッケージを持ち込む。我々は着実に向上しつつある。コンマ1秒単位ではなく、0.5秒ずつ速くなっているのだ」
「フェルナンドが言ったとおり、シーズンをスタートした時点で我々はあまりにも大きく遅れていた。だが徐々に追いつきつつある。今や中位グループのすぐ後ろまで来ている。うまくいけばあと数戦で(そのグループの)上位に上がれるかもしれない」