NASCARスプリントカップ・シリーズは11日、テキサス州フォートワースのテキサス・モーター・スピードウェイで第7戦の決勝レースが行われ、ジミー・ジョンソン(シボレーSS)が優勝した。
10日に行われた予選では、無期限の参戦停止処分が解除されて4戦目のカート・ブッシュ(シボレーSS)が復帰後2回目のポールポジションを獲得。2番手に今季2勝を挙げているケビン・ハービック(シボレーSS)、3番手にブラッド・ケゼロウスキー(フォード・フュージョン)が続いた。
翌11日の334周の決勝レースは、今季初の土曜ナイトレース。5番手からスタートしたジョンソンは、2つしか持ち合わせていない新品タイヤを巧みに使いこなしトップに出ると、2番手争いを繰り広げるデイル・アーンハートJr(シボレーSS)とハービックとの差を拡大。ハービックが2番手に上がった頃には安全圏までリードを拡げることに成功した。
ジョンソンは128周に渡りレースをリードし、第2戦アトランタ以来となる今季2回目の優勝。ジョンソンは通算5度目のテキサス制覇となり、相性の良さをみせつけた。
2位には、ポイントランキング首位のハービックが入り、リードを26点まで拡げている。3位には、予選25番手からスタートし、途中2度もタイヤトラブルに見舞われたアーンハートJrが入り、上位3台をシボレー勢が独占した。トヨタ勢の最上位は、カール・エドワースの10位となった。
なお、10日に同じくフォートワースで行われたエクスフィニティ・シリーズ第6戦は、トヨタ・カムリをドライブする18歳のエリック・ジョーンズが初優勝した。