ユーロフォーミュラ・オープンは11日~12日、スペインのヘレスで今シーズンの開幕戦が行われ、エミリオ・デ・ビロタ・モータースポーツからこのシリーズに参戦している金丸悠はレース1で4位、レース2では2位表彰台を獲得した。
ユーロフォーミュラ・オープンは、ヨーロッパのサーキットを中心に、F3シャシーで争われているミドルフォーミュラシリーズ。昨年からこのシリーズに参戦している金丸は、今季開幕前のエキシビション戦では優勝も飾っている。
参戦コストも比較的安価なことから毎レース多くのマシンがエントリーするこのシリーズだが、今回の開幕戦にも20台が参戦した。
11日に行われたレース1は3番手スタートとなった金丸は、ドライとウエットの路面が混在する難しいコンディションの中、ウェットタイヤを選択してスタート。ただ、直後の1コーナーで後方のマシンからの接触を受け、最後尾まで後退を喫する。その周にピットインしてドライタイヤに交換すると、セーフティカーの出動や他車のピットインもあって10番手でコースへ復帰。中団の混戦をくぐり抜け、最終的にはドライタイヤでスタートしたトップ集団に続く4位でチェッカーを受けた。
12日のレース2では、予選でフロントロウの2番グリッドを獲得した金丸。2番手をキープしてオープニングラップを終えるも、タイヤの内圧を低めに設定していたため序盤のペースが上がらず、その後もトップとは付かず離れずの展開に。最後まで2位をキープしてのチェッカーとなった。開幕ラウンドからの表彰台となったものの「本当に応援してくれていた方には申し訳ないです。悔しいの一言に尽きます」とレースを振り返っている。
シリーズ第2戦は4月24日~26日にフランスのポールリカールで開催される。なお、シリーズのYouTubeチャンネルではレースをフルで見ることができるほか、ハイライト映像も公開されている。