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ニュルブルクリンク24時間予選レース:シューベルトの20号車BMW Z4が優勝。日本勢も活躍

2015年04月15日 11:01  AUTOSPORT web

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ニュルブルクリンク24時間予選レース スタート
12日、5月に開催されるニュルブルクリンク24時間に向けた6時間の予選レースがノルドシェライフェを舞台に開催され、BMWスポーツトロフィー・チームシューベルトの20号車BMW Z4 GT3が優勝を飾った。

 今年は5月16日~17日に決勝レースが行われるニュル24時間。4月12日に開催されたこの予選レースでは、本戦のグリッドまでは決まらないものの、フリープラクティス/予選でトップ10に入ったマシンや、レースでトップ5に入ったマシンに対し、本戦のトップ30予選に参加できる権利が与えられる。

 なお、3月28日のVLNニュルブルクリンク耐久シリーズ第1戦で発生した観客死亡事故を受け、一時はFIA-GT3車両などのノルドシェライフェでのレースが禁止されていたが、そうした上位のクラスには5%の出力ダウンが課されたほか、事故の起きたフルークプラッツなど3カ所で速度制限が設けるなどの措置が取られ、再び全クラスがレース可能な状態に。今回の予選レースには、日本からもGAZOO Racingやスバルが参戦している。

 11日~12日に行われた2回の予選セッションでは、ハリボー・レーシングチームの8号車メルセデスベンツSLS AMG GT3がポールポジションを獲得。チーム・ザクスピードの27号車SLS AMG GT3が2番手に入り、3番手にはSP-Xクラスを戦うGAZOO Racingの影山正彦/石浦宏明/大嶋和也/井口卓人組の53号車レクサスLFA CodeXが入った。

 6時間のレースでは、ポールポジションからスタートしたハリボーの8号車メルセデスがレースを支配する展開となるが、残り15分というところで無念のリタイア。これにより、7番手スタートから順位を上げていたシューベルトの20号車BMWがトップに立ち、そのままチェッカー。予選レースでの優勝を飾ることとなった。2位にはマンタイのポルシェ911 GT3カップMR、3位はブラックファルコンのポルシェ911 GT3カップとなっている。

 GAZOO Racing勢は、53号車LFA Code Xが総合16位/クラス1位を獲得。佐藤久実/蒲生尚弥/松井孝允組の187号車レクサスRC(SP3Tクラス)は総合34位/クラス1位と、こちらもクラス優勝を果たしている。

 SP3Tクラスに挑んだカルロ・バン・ダム/佐々木孝太/山内英輝組のスバルWRX STIは、予選では総合26番手につけてクラス首位からのスタートに。ただ、決勝レースはリタイアとなっている。

 また、ミハエル・クルムや山内一典もドライバーとして名を連ねたシュルツ・モータースポーツの21号車ニッサンGT-RニスモGT3は、総合14番手からスタートするもリタイアとなった。