先進国の男性において罹患率の高いガンと言われる「前立腺ガン」を、犬の優れた嗅覚で発見していこう。そんな研究結果を泌尿器学会の専門誌『Journal Of Urology』に発表したのは、クレア・ゲスト博士監修のもと犬の嗅覚を医学で役立てる研究を続けてきた英「Medical Detection Dogs(本拠地:バッキンガムシャー)」と、イタリアで泌尿器科の研究を続ける「Department of Urology at the Humanitas Clinical and Research Centre(本拠地:ミラノ)」。それらの研究チームが犬とともに実験を行ったところ、前者では正答率が93%であったが後者ではなんと98%の正解率を誇ったというのだ。