フェラーリ代表のマウリツィオ・アリバベーネは、F1中国GPでメルセデスに敗れたことに、特別驚いてはいないと語った。
前戦マレーシアを制したセバスチャン・ベッテルは、日曜のレースでルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグを一時は脅かす存在となったが、レース終盤は2台に大きく引き離され、3位を獲得するのが精一杯だった。
しかし、跳ね馬を率いるアリバベーネは、マレーシアでメルセデスを破ったフェラーリが、再びシルバーアローに支配されるのは予想していたと語っている。
「マレーシアは非常に大きな喜びだったが、ここで起きたことはしっかりと予想していた」とアリバベーネ。
「ここでメルセデスが非常に強かったことは、特別なニュースでもない」
「我々の戦略は、(メルセデスの)あらゆるミスも利用できるよう、できるだけ彼らに近づくことだった」
アリバベーネは、チームがセパンで勝つ要因となったロングランのアドバンテージが前回ほどないことは金曜日から明らかだったと言う。
ベッテルは「できればもっとメルセデスにプレッシャーをかけたかった」とコメント。
「1回目と2回目のピットストップの後、彼らのすぐ後ろまで来ることができたが、最終スティントで大きく引き離されてしまった」
「4週間前よりは彼らとの差が縮まっているから心強いけど、やるべきことはまだ多いね」と語っている。