ハリウッドの大物スター、ロバート・デ・ニーロが、フェラーリの創設者エンツォ・フェラーリを演じることが明らかになった。
デ・ニーロは、2016年に『Ferrari(フェラーリ)』というタイトルで公開される予定の伝記映画でエンツォ役に挑戦。彼は、イタリア紙Il Messaggeroのインタビューで、このプロジェクトが最優先になると述べ、間もなく撮影に入ることも明かしている。
「モータースポーツ史に革命を起こした類いまれな男の人生を演じることは、非常に光栄なことだ」とデ・ニーロが同紙に語ったと、The Guardianが伝えている。
映画は、デ・ニーロの共同制作会社トライベッカと、トライワールドシネマのオーナー、ジャンニ・ボザッキによって制作される予定とされ、主にイタリアを舞台にフェラーリ社創設の1945年頃から80年代までのエンツォの生涯を描くことになっているという。
監督にはクリント・イーストウッドの名前もあがっているが、ストーリーを含めたその他の詳しい情報は明らかになっていない。
■エンツォ・フェラーリ
元々、アルフォロメオのワークスドライバーだったエンツォは、友人と共同でレーシングチームのスクーデリア・フェラーリを設立。アルファロメオのワークス活動を担い活躍した後、独立して自動車メーカーのフェラーリ社を創設。高級スポーツカーを生産・販売するとともに、1950年から始まったF1世界選手権にスクーデリア・フェラーリとして参戦。同社は現在まで休むことなく参戦している唯一のメーカーでF1の代名詞ともなっている。