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スターリン政権下に起きた子どもの連続変死事件描く、『このミス』1位の小説が映画化

2015年04月13日 22:20  CINRA.NET

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『チャイルド44 森に消えた子供たち』 Photo Credit: Larry Horricks ©2014 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
映画『チャイルド44 森に消えた子供たち』が、7月から東京・日比谷のTOHOシネマズみゆき座ほか全国で順次公開される。

同作は、『このミステリーがすごい!2009年版』海外編で第1位を獲得したトム・ロブ・スミスの小説『チャイルド44』を原作にした作品。スターリン政権下のソ連を舞台に、胃を摘出された全裸の子どもの溺死体が次々に発見されるも、「殺人は国家が掲げる思想に反する」ことから全て事故として処理される中で、秘密警察の捜査官・レオが、親友の息子の死をきっかけに事件解明に乗り出す、というストーリーだ。原作が出版される前から映画化権の獲得に乗り出したというリドリー・スコットが製作を手掛けている。

事件の真相に迫ろうとする主人公のレオを演じるのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『インセプション』のトム・ハーディ。また、レオの捜査に協力する謎の警察署長・ネステロフ将軍役でゲイリー・オールドマン、国家にスパイ容疑をかけられるレオの妻・ライーサ役で『プロメテウス』『ミレニアム』シリーズなどで知られるノオミ・ラパスが出演する。さらに、『ロボコップ』で主役を演じたヨエル・キナマンや、パディ・コンシダイン、ジェイソン・クラーク、ヴァンサン・カッセルがキャストに名を連ねている。

メガホンをとるのは、デンゼル・ワシントンの主演映画『デンジャラス・ラン』の監督を務めたダニエル・エスピノーサ。脚本は『身代金』『恋に落ちたら…』『ハスラー2』などのリチャード・プライスが担当する。