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『モータースポーツジャパン』2日目は晴天に恵まれ6万4000人来場。可夢偉もイベント楽しむ

2015年04月12日 19:30  AUTOSPORT web

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モータースポーツジャパン2015の2日目に登場したドライバーたち
12日、東京・お台場の青海で、モータースポーツの祭典『モータースポーツジャパン 2015 フェスティバル イン お台場』の2日目が行われ、晴天の下6万4606人のファンが来場。2日間合計で9万7188人の来場者が訪れた。

 2015年から新たに春の開催となったモータースポーツジャパンは、1日目こそ午前中にイベント初の雨天に見舞われたものの、2日目は晴天に恵まれ、早朝から多くのファンが会場周辺に列をなした。走行エリアでは前日とほぼ同じプログラムとなったが、新たな走行車両が加わったほか、嬉しいハプニングも生まれた。

●熱い走りが展開された走行エリア
 イベントの目玉と言える走行エリアでは、この日も朝から同乗体験走行をはじめ多くのイベントが開催された。同乗走行ではニュルブルクリンク24時間に挑んだレクサスLFAやダカールラリーの日野レンジャー等、非常に豪華なマシンが登場し、ファンを楽しませた。

 午後からの走行では、D1グランプリマシンやスーパーフォーミュラ、スーパーGTが登場。D1車両は前日ウエット路面でもドリフトを披露してくれたが、ドライとなったこの日は別格。本番ばりの白煙を上げ、D1の迫力をアピール。中嶋大祐がドライブしたスーパーフォーミュラSF14も、前日を上回る迫力の走りをみせた。

 また、スーパーGTでは前日登場したDENSO KOBELCO SC430がトラブルに見舞われてしまったため、08年モデルのPETRONAS TOM'S SC430が登場し立川祐路がステアリングを握ることに。09年規定のMOTUL AUTECH GT-R、14年規定のドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTと、3種類の異なる規定のGT500マシンが揃うレアな走行となった。

 夕刻に行われたミツビシMiEV Evolution III、日野レンジャーの走行の後に登場したのは、1992年にデイトナ24時間を制したニッサンR91CP。前日は長谷見昌弘の手によりエンジン始動のみで、この日もその予定だったが、なんと始動した星野一義は、ギアを入れ走り出した上に、スピンターンまで披露。思わぬ“ハプニング”に、ファンは大きな拍手を送った。

●小林可夢偉来場! 高い人気を集める
 2日目を迎えたモータースポーツジャパンには、高い人気を誇るふたりが来場した。2006年の初回以降ずっとイベントに携わり続ける近藤真彦スーパーバイザーと、今季から全日本選手権スーパーフォーミュラに活躍の場を移す小林可夢偉だ。

 可夢偉行くところ人だかりあり……といった具合に、ひさびさのモータースポーツジャパン登場となった可夢偉は、朝からトークショーやグランツーリスモ大会に引っ張りだこ。自身もイベントを楽しんでいる様子で、笑顔でサインに応えるシーンも。

 このモータースポーツジャパンには、国内外のメーカーがブースを出展しトークショーやグランツーリスモ大会を開催しているが、“メーカー間交流”のシーンも見られた。4月から『GTアカデミー』を日本でも展開するニッサンブースでは、何度かグランツーリスモ大会を開催していたが、この日はそこにスーパーGTに登場するマスコット、レクサスくま吉が『挑戦状』を叩き付けたのだ。

 ただ、モフモフのレクサスくま吉では勝負にならない……ということで、トヨタ/レクサスドライバーの“助っ人”を用意。午前はスーパーGT第1戦岡山を制した平川亮が、そして午後には可夢偉がニッサンブースに登場した。

 可夢偉は本山哲をはじめニッサンドライバーと楽しくトークを展開しながら、グランツーリスモに挑戦。「今日はグランツーリスモばっかりやってます」と言いながら結果的に敗れてしまったものの、イベントを大いに楽しんでいた様子だった。

●6万4606人がモータースポーツの魅力を楽しむ
 その他にも各メーカーのブースでトークショーやタイヤ交換体験等さまざまなイベントが開催されたほか、レプリカカー&ヒストリックカーコンテスト、メーカーの新車が体験できるふれあい試乗会、グリッドウォーク等、春らしい晴天のもとでイベントを楽しんだ多くのファンに向け、サーキットへの来場を呼びかけた。

 今年でモータースポーツジャパンは10年目の開催。初日の雨天により残念ながら2日間合計の来場者は10万人には届かなかったものの、モータースポーツを存分にアピールした2日間となった。また、二輪、四輪の交流も各メーカーブースでみられ、レーシングドライバーたちもイベントを楽しんだ様子だった。