いつもよりちょっと手間をかけ、食材に向きあい、基本のだしからきちんとつくった”おつまみごはん”は、お腹だけじゃなくて、心を満たし、さらに彼との距離も縮める“しあわせごはん”。今回は、春から初夏に旬を迎える”クレソン”や”トマト”を使ったレシピを、WEB連載「ふみえ食堂」で人気を集める料理家・金子ふみえさんに、教えてもらった。
【今回のおつまみごはんレシピ】
1・トマトのファルシ エスニック風味
2・ベーコンとクレソンのごはん
◆レシピ1）ビールがぐいぐい進む！スパイスが香る「トマトのファルシ エスニック風味」
エキゾティックな香菜とクミンの香りが食欲をそそる一皿で、焼いたトマトのジューシーさも味わいどころ。ビールとの相性も抜群で、スターターにぴったり。また、肉だねを使ったピンチョス、サンドイッチアレンジなども自在なので、覚えておくと便利！
■材料（2人分）
・トマト……・小4個
・豚挽き肉……150g
A香菜 ……・・1株 ※コリアンダーパウダーで代用可
Aクミンパウダー…少々
Aブラックペッパー・・少々
A塩………小さじ1/2
■作り方
【1】トマトはヘタの下1cmのところを切り落とし、種をくり抜いてカップ状にする。
【2】豚挽き肉とAの材料をボウルに入れ、粘り気が出るまでよく混ぜ合わせ、4等分して【1】に詰める。
【3】【2】と切り落としたトマトのヘタ部分を天板に載せ、180℃に予熱したオーブンに入れて、15～20分ほど焼く。オーブントースターの場合は、650Wで30分（15分×2回）焼く。肉ダネの部分に竹串を刺して、透明な肉汁が出てきたらOK。
【4】トマトのヘタ部分を、ちょこんと上にのせて皿に盛りつける。
■料理ポイント
・トマトの代わりに、ズッキーニをくり抜いたものに詰めてもおいしい。
・もし肉ダネが余ったら小さく丸めて一緒に焼いて、ミニトマトと一緒に串に刺しても。
・肉ダネを多めに作って平たく成型して焼き、レタスやきゅうり・トマトと一緒にパンに挟んでサンドイッチにするのもオススメ。
◆ レシピ2）クレソンの苦みがアクセントになった「ベーコンとクレソンのごはん 」
ベーコンのうまみが染み込んだごはんは、クレソンのほろ苦さが効いた、意外とさっぱりした大人味。白ワインと合わせれば、ごはんもワインも進む！ 冷めてもおいしいので、これからのレジャーシーズンには、おにぎりもおすすめ。
■材料（2人分）
・米………・2合
・ベーコン（ブロック）・100g ※スライスベーコンで代用可
・クレソン……・1束
・ニンニク……・1かけ
・昆布水……・・400ml ≫昆布水レシピはこちら
・塩………・小さじ1/2
・ブラックペッパー…適量
■作り方
【1】米を研いで30分浸水したあと、ザルに上げる。
【2】ベーコンは5mmの拍子切りにする。クレソンは小口切り、ニンニクはみじん切りにする。
【3】フライパンを中火で熱し、ベーコンを入れてから弱火にして脂をしっかり出しながら、カリッと焼く。ニンニクを加えて香りがしてきたら米を入れて、1分ほど軽く炒める。
【4】炊飯器に【3】と昆布水・塩・ブラックペッパーを入れて炊く。
【5】炊き上がったら、クレソンを加えて、ザックリ混ぜ合わせる。
■料理ポイント
・昆布水をフライパンに入れてベーコンのうまみを移してから炊飯器に注ぎ入れれば、うまみを逃すことなく味わえる。
・クレソンの代わりに万能ねぎもおすすめ。和テイストの味わいへの簡単にアレンジができる。
