2015年F1第3戦中国GPは11日、上海インターナショナル・サーキットで公式予選が行われ、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが3戦連続となる通算41回目のポールポジションを獲得した。
決勝のグリッドを決める土曜日の予選。マレーシアの再現を狙うフェラーリが一発勝負の予選でどこまでメルセデス勢に迫ることができるのか? また、初日から中団グループの争いに食い込む走りをみせたマクラーレン・ホンダにもQ1突破の期待がかかった。
そのマクラーレン・ホンダは、予選ファーストセッションのQ1で予想以上にライバルのタイムが拮抗、ハイレベルな争いから徐々にポジションを落とすと、終盤ノックアウトゾーンから再度ポジションアップを図ったものの、Q2進出ラインの15番手にコンマ2秒ほど届かず。結局ジェンソン・バトン17番手、フェルナンド・アロンソも18番手に終わった。
一方、今季好調のザウバーはマーカス・エリクソンとフェリペ・ナッセが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、チームはひさびさに2台揃ってQ3へ進出。メルセデス、フェラーリ、ウイリアムズの各2台とレッドブルのダニエル・リカルド、ロータスのロマン・グロージャンとともにポールポジションを争うQ3へ進んだ。
このQ3で早くから主導権を握ったのはハミルトンだった。ファーストアタックでいきなり1分35秒台の驚異的なタイムを記録すると、暫定2番手につけたチームメイトのロズベルグも2度目のアタックでハミルトンに迫る走りをみせるも、わずかに0.042秒届かず。フェラーリは、セバスチャン・ベッテルがウイリアムズ2台をかろうじて上回るのが精一杯で、メルセデスとはコンマ9秒と遠く及ばず。結果、ハミルトンが中国GPで3年連続となるポールポジションを獲得、メルセデスが開幕戦に続くフロントロウ独占を果たした。
決勝の2列目をベッテルと分け合ったのはベテランのマッサで、もう一台のウイリアムズを駆るバルテリ・ボッタスが5番手。2列目を狙ったフェラーリのキミ・ライコネンはセクター1で若干挙動を乱すなど、本来のパフォーマンスを発揮できず3列目6番手に終わった。
レッドブルのリカルドとロータスのグロージャンが7、8番手。ザウバー2台は9、10番手となっている。
1/L.ハミルトン/メルセデス
2/N.ロズベルグ/メルセデス
3/S.ベッテル/フェラーリ
4/F.マッサ/ウイリアムズ
5/V.ボッタス/ウイリアムズ
6/K.ライコネン/フェラーリ
7/D.リカルド/レッドブル
8/R.グロージャン/ロータス
9/F.ナスル/ザウバー
10/M.エリクソン/ザウバー
11/P.マルドナド/ロータス
12/D.クビアト/レッドブル
13/M.フェルスタッペン/トロロッソ
14/C.サインツJr./トロロッソ
15/S.ペレス/Fインディア
16/N.ヒュルケンベルグ/Fインディア
17/J.バトン/マクラーレン
18/F.アロンソ/マクラーレン
19/W.スティーブンス/マノー
20/R.メリ/マノー