映画『クーキー』が、8月から東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
同作は、『アカデミー賞』外国語映画賞を受賞した『コーリャ 愛のプラハ』や、スタジオジブリが配給協力した『ダーク・ブルー』などの作品で知られるチェコ共和国出身のヤン・スヴェラーク監督による作品。本国で公開後、チェコの『アカデミー賞』と称される『チェコ・ライオン』賞で4部門を受賞している。体の弱い少年・オンドラのテディベア・クーキーを主人公に、オンドラの母によってゴミ捨て場に捨てられたクーキーが森に逃げこみ、様々な邪魔者に行く手を阻まれながら、オンドラの家に戻ろうと奮闘する冒険物語が描かれている。
スヴェラーク監督は、同作でチェコの伝統的なマリオネットを使った人形劇に挑戦。森の中にセットを組み、VFXなどを駆使してパペットと実写の融合による映像世界を作り出している。また、クーキーのデザインをチェコのゲームクリエイター集団「アマニタ・デザイン」が手掛けている。