6月13日からWOWOWでスタートするオノ・ナツメ原作のドラマ『ふたがしら』に成宮寛貴と菜々緒が出演することがわかった。
同作で、成宮寛貴は「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」ことを信条に掲げる盗賊の一味「赤目」の跡目を継ぐ甚三郎役、時代劇に初挑戦する菜々緒は、赤目の前頭目である辰五郎の妻でありながら甚三郎と関係を持つおこん役を演じる。劇中には、成宮と菜々緒によるキスシーンも盛り込まれているという。
成宮は菜々緒との共演について「はじめましての挨拶からすぐにキスシーンだったりと、2人でのシーンが多かったので、限られた時間の中でどれだけ信頼関係を築いていけるかが、2人の関係性を見せる上で大事だなと思っていました」とコメント。菜々緒も「辰五郎の愛以上に歪んでいるのが、甚三郎との愛。甚三郎の傲慢な部分とは、裏腹に成宮さんは本当に親切で、時代劇が初めての私に色々気を使ってくださったり、色々教えてくださったり、リードして頂きました」と語っている。
『ふたがしら』は、2011年から『月刊IKKI』で連載されたオノ・ナツメの漫画『ふたがしら』をもとにした作品。赤目の一員である弁蔵と宗次が、一味の跡目の継承に納得できず、「でっかいこと」を成し遂げるために出発した旅の様子を描いた作品で、豪快な性格の弁蔵役に松山ケンイチ、クールな色男・宗次役には早乙女太一がキャスティングされている。監督は、映画『SR サイタマノラッパー』シリーズや『ジョーカー・ゲーム』を手掛けた入江悠。脚本は、劇団☆新感線の座付き作家として活動する中島かずきが担当する。
■成宮寛貴のコメント
時代劇という漠然としたイメージだけで読ませて頂いたのですが、非常に現代に通じるものやメッセージがある作品だと思いました。
どれだけ魅力的な悪役ができるか挑戦したいなと思いました。
■菜々緒のコメント
漫画原作ということで、まず漫画を拝見しました。その後に脚本を。脚本を拝見した時、一人一人の思いや、様々な愛の形が垣間見え、いろんな感情が込み上げてきました。
やはりこの時代から日本人は人情深いというか、想い、気持ちが強い人たちが多かったのかな、と考えさせられる部分がありました。