5月16日からWOWOWで放送される菊地凛子と小松菜奈の主演ドラマ『夢を与える』の主題歌を、菊地の音楽プロジェクト「Rinbjö」が担当することがわかった。
Rinbjöは、菊地凛子が「女優業とは違う形で面白いことをやりたいなと思っていて、全く違うアーティストとしてモノを創りたいということで始めました」と語るプロジェクト。菊地成孔のプロデュースのもと、昨年12月に1stアルバム『戒厳令』を発表した。
今回主題歌に起用されたのは、ドラマのために書き下ろされたという“dIS de rEAm”。菊地凛子は菊地成孔がプロデュースを手掛けた同曲について、「【空虚】というか【虚構】というか、そういう雰囲気のある楽曲だと思います」とコメント。
また、「4話全てにこの曲が流れるということで、どういうものが歌い方として正しいのか、ということを成孔さんと話しました。色々なキャラクターというか、【声の色】というのは、どのような色がいいかというのをすごく調整しました」とレコーディングの裏話を明かしている。なお、ドラマの特設サイトでは、本日4月9日からレコーディングの様子を収めたメイキング映像が公開されている。
『夢を与える』は、綿矢りさの同名小説が原作。フランス人の父と日本人の母の間に生まれた少女・夕子が、彼女に過剰な思い入れを抱く元モデルの母・幹子の思惑や、芸能界に渦巻く欲望、ダンサーの正晃との恋愛などによって転落しながらも、強く成長していく様を描く。監督を犬童一心、脚本を『ソラニン』『凶悪』などの高橋泉が担当する。
■菊地凛子のコメント
今回初めて自分の楽曲と、他の作品とコラボレートをさせてもらいました。
自分が主演で演らせて頂く作品にRinbjöとして、菊地凛子とはまた別のアーティストとして楽曲を提供できるというのは嬉しい経験なので、本当に光栄です。
自分自身がこのような形で携わるのは、初めての試みですし、どういう風に皆様に伝わっていくのか楽しみです。
作品もそうですし、楽曲もそうですし、自分としては楽しみが増えていて期待しています。