マノーF1のスポーティングディレクター、グレアム・ロードンは、マレーシアで王者メルセデスに勝利したフェラーリチームの成功が、今後投入を予定している2015型マシンにいい影響をもたらすことを期待している。
開幕直前に今シーズンの参戦を決めたマノー・マルシャは、2014年のマルシャMR03を2015年のテクニカルレギュレーションに適合させた暫定マシンに、昨年仕様のフェラーリ製パワーユニットを搭載し、序盤戦を戦っている。
彼らは、今シーズン途中に2015年型マシンを投入する予定だが、マノーと同じくマラネロのパワーユニットを搭載するザウバーが、2014年の低迷から大幅に前進を遂げるなど、フェラーリ陣営のパフォーマンス向上が自分たちにもいい影響をもたらすことを期待している。
「彼ら(フェラーリ)はF1史上、最も成功を収めたエンジンサプライヤーだ」とロードン。
「彼らの進展を目にすることは素晴らしいことだよ」
「私はフェラーリが極めて素晴らしい仕事をしたと思っているし、それは誰にとってもうれしいことだ」
「我々にとっても非常に大きな助けになる」
しかし、その一方で、開幕2戦をドライブしたロベルト・メリは、より多くの資金を持つドライバーがチームに現れた場合は自分がシートを失うことを認めており、チームが依然として厳しい状況にあることが予想される。