マクラーレン・ホンダのジェンソン・バトンは、マシンが進歩しつつあるのは確かだが、上海インターナショナルサーキットの特性により、中国GPではラップタイム上の向上は見られないかもしれないと述べた。
バトンは開幕戦オーストラリアGPで11位完走を果たし、続くマレーシアGP決勝では他のマシンと競い合った後にターボのトラブルでリタイアした。
「マレーシアで完走できなかったのは残念だった。着実な進歩を果たしていたし、中位グループの中で最後まで走り切れたらチームにとって大きな後押しになったはずだ」とバトン。
「中国でそれを成し遂げることを目指すよ。マレーシアで見せたペースとパフォーマンスをベースに、そこからさらに向上していきたい」
「とはいえ、中国にはロングストレートが2本ある。両方とも中低速コーナーの後に配置されており、これがパワーユニットにさらに大きな負担をかける。また、気温が比較的低くなると思われ、それによってタイヤの温度を上げるのが簡単ではなくなる。つまりここまでの進歩をラップタイム向上に結び付けられない可能性がある」
「でも進歩しているのは間違いない。チームの前進に貢献できるのは素晴らしいことだ。今後のレースでどれだけの変化を見せられるか、楽しみにしている」