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仕事相手に好印象を与える魔法のひと言

2015年04月08日 00:02  オズモール

オズモール

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取引先担当者に飛び込み営業マン、エンドユーザー…と、会社にはさまざまな来訪者がやってくるもの。そうした人達に接するとき、笑顔で対応することは当然だけれど、それ以外にどんなことを心がけるといいの?

人材育成やスキルアップのセミナー講師などで活躍する新井淳子さんは、「通常のやりとりに“ひと言”を意識してプラスしましょう」とアドバイスする。

「『おはようございます、●●さん』『ありがとうございます、●●さん』というように、挨拶やお礼の前後に相手の名前を添えてください。たったこれだけで相手は特別扱いされているような気分になり、好印象を与えることができるのです」(同)

名前を呼ぶと相手が心を開いてくれるだけでなく、自分自身も相手に対して親しみを感じることに。そのため、お互いの距離が縮まりやすくなるはず。

また、「いつも」と「おかげで」という言葉を加えることも、相手の心を開くポイントなのだそう。

「『いつもありがとうございます』『ありがとうございます、おかげで助かります』など、『いつも』や『おかげで』をプラスするだけで“特別な思い”が込められている印象がグッと高まります。どちらかひとつだけつけてもいいし、両方つけたら効果も倍増します。そこに相手の名前をプラスすることもできれば完璧ですね」(同)

こうした“ひと言”プラスのコミュニケーション術は、簡単な方法ではあるけれどすぐにはなかなか癖として定着しないもの。まずは一度、「いつも」や「おかげで」などをプラスした言い方がどれだけあるのか、思いつくだけ書き出してみて。言うべきフレーズを認識することで、とっさのときにもうまく“ひと言”を言い添えることができるようになる。

さらに実践してほしいのは、思いついたときだけ“ひと言”をプラスするのではなく、毎日継続すること。コミュニケーションスキルを高めるためには、たとえ相手の反応が薄くても、やり続けることが大切。

「毎日手帳のすみに、相手の名前、『いつも』や『おかげで』といった言葉を言い添えることができたかの自己評価を、○△×で記録してみましょう。すると、ゲーム感覚で楽しく継続することができます」(同)

こうした相手の心を開くコミュニケーション術は、仕事だけじゃなく友達や恋人に対しても使うと、よりいい関係が築けそう。さっそく今日から始めてみない?


新井淳子
オフィスフローラン代表。日本プレゼンテーション協会認定講師、社会保険労務士。職場の課題発掘と人材育成、モチベーションアップなどを図るコンサルティングやセミナー開催などを行い、スキルアップのサポート役として多方面で活躍中。