2015年04月07日 15:11 弁護士ドットコム
衆議院本会議欠席前夜の過ごし方や、その後の旅行疑惑、メディア対応が問題視され、維新の党から除名された上西小百合衆院議員(31)が4月7日、衆院本会議に出席した。無所属になって初めて登院した上西議員は、午後1時から始まった本会議の終了後、国会内の廊下に集まった記者たちの質問に答えた。
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記者からは「維新の党の比例で受かったのに、今まだ議員でいる正当性はどこにあるのか」という厳しい質問も飛んだが、上西議員はどのように答えたのか。わずか2分30秒で終わった記者とのやりとり。その一問一答を紹介する。
――党から一連の問題に関連して、除名という処分を受けたが、どういう理由で処分になったのかということと、ご自身はそれについて納得されているのかをお聞かせてください。
上西小百合衆院議員(以下、上西):理由としましては、私の体調管理の不行き届きということで、こういった時期でありますから、やはり大阪都構想、そして統一地方選挙に多大なるご迷惑をおかけしたと。そして、大阪維新の会の支持者の方々、維新の党の支持者の方々にもご迷惑をおかけしたということで、こういった処分に至ったと思っています。
――ご自身はその点について、納得されているんでしょうか。
上西:私としましては、当初、かなり事実と異なる報道が連日なされていましたので、3時間の記者会見をさせていただきまして、その中でできる限り誤解をとくようつとめたんですけども、それが叶わず、エモーショナルな感じで、こういった処分になってしまったことは残念ではありますが、これからもしっかりと頑張らせていただきたいと考えております。
――今後について、維新の党から比例で当選されたと思うんですけども、無所属となった今、議席を返すという考えはないのでしょうか。
上西:こういった結果になってしまいましたが、法律で議員を継続することが認められている以上、私としては、しっかりと国民のみなさま方の声を国政の場に届けると、選挙のときにみなさま方にお約束したことをしっかりと貫いてまいりたいと思っています。
――上西さん、小選挙区で落選されて、比例議員で復活しましたよね。いまや維新の党の議員ではなくなったわけですよね。そういった意味では、民主的な正当性という意味で、上西さんが議員でいらっしゃる正当性はどこにあるんですかね。
上西:・・・。
――維新の党の比例議員で受かったのに、いまは無所属になりましたよね。そのうえで、いままだ議員でいらっしゃる正当性はどこにあると思われますか?
上西:正当性・・・今申し上げましたのが答えになると思いますが。
――お給料が3000万円あるから・・・
(委員会がはじまるという理由で、上西議員はここで立ち去る)
(弁護士ドットコムニュース)