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平田オリザがカフカの『変身』を舞台化、主演は石黒浩開発のアンドロイド

2015年04月07日 12:50  CINRA.NET

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『アンドロイド版「変身」』公演風景 ©西山円茄
舞台『アンドロイド版「変身」』が、5月7日から東京・早稲田小劇場どらま館で上演される。

『アンドロイド版「変身」』は、目覚めると害虫になっていた男を描いたフランツ・カフカの『変身』を原作に、現在公開中のももいろクローバーZ主演映画および、5月から上演される舞台の原作となった小説『幕が上がる』でも知られる劇作家の平田オリザが演出を手掛ける作品。昨年10月には兵庫・城崎国際アートセンター、神奈川・KAAT神奈川芸術劇場でも上演されている。

同作の主演を務めるのは、ロボット工学者の石黒浩が開発した新型アンドロイドのリプリーS1。共演者には、映画『ふたりのベロニカ』で『第44回カンヌ国際映画祭』女優賞を受賞したイレーヌ・ジャコブをはじめ、ジェローム・キルシャー、レティシア・スピガレリ、ティエリー・ヴュ・フーが名を連ねている。なお、ティエリー・ヴュ・フーはリプリーS1の声も担当している。

また、同公演は早稲田小劇場どらま館で4月8日から開催される演劇祭『早稲田小劇場どらま館開館記念公演「どらま館フェス」』の一環として行われ、4月30日に開館する同劇場のこけら落とし公演となる。4月23日には、同劇場の開館を記念して、平田と早稲田大学総長の鎌田薫によるトークも行われる。イベントの詳細は、オフィシャルサイトをチェックしよう。