ウイリアムズのヘッド・オブ・ビークルパフォーマンスのロブ・スメドレーは、同チームはピットストップ作業を改善する必要があると認めた。
昨年からピットストップのミスをなくすことを課題のひとつとしていたウイリアムズは、冬季テストでは1日をその改善のための作業に当てていた。しかしマレーシアGPの週末には2度のミスが起きた。
「我々には課題がある。ピットストップがもっと安定するよう向上しなければならない」とスメドレーが語ったとCrash.netが伝えた。
「うまくいったものもあったが、2台ともそれぞれ非常に時間がかかってしまったピットストップがあった」
「一度はダブルピットストップの際のバルテリ(・ボッタス)のマシンの左リヤ。次はフェリペ(・マッサ)の最後のピットストップだった」
「今まで出くわしたことがない問題だったのが救いではある」
「ひとつはダブルピットストップの間にタイヤブランケットを外すのが遅れたこと。つまり手順の問題だ」
「もうひとつはフェリペのピットストップの際にジャッキがリヤのクラッシュストラクチャーにきちんとエンゲージしなかったことだ」
「これまで何百回もピットストップをしてきたし、(2015年の)リヤクラッシュストラクチャーにもジャッキにも問題がないことは分かっている」
「何が起きたのかを理解し、整理し、二度と同じことが起こらないようにするしかない。それが重要なことだ。いい仕事ができなかったが、それはチーム全体の問題であり、誰かひとりのミスではない。チーム全体が改善していく必要がある」
マレーシアGPでウイリアムズはボッタスが5位、マッサが6位と表彰台争いに絡むことができずに終わった。