4月に入り、今年も職場にやってきた新入社員。まだ働き始めて数日のはずだが、ネット上には早くも新入社員が会社を辞めている、という書き込みが相次いでいる。
2ちゃんねるには、初出勤日となる4月1日に「新入社員が出社すらせず退職したww」というスレッドが出現。「ゲームの練習で忙しくて朝、起きれない」という理由で辞められてしまい、新人を楽しみにしていた職場は暗く落ち込んでいるという。
「見切りつけるのはえーな」と困惑
書き込みによると、その新人は面接時には真面目な印象だったといい、まさに寝耳に水だったようだ。出社日に正式な雇用契約を結ぶ予定だったため、「入社辞退」という扱いになった。
こうした書き込みは、ツイッター上にも見られる。「昨日入った新入社員が、今朝辞めた。笑 」と書いていた会社員は、「昨日の、精一杯頑張りますって言葉はどこいった?笑」と突っ込んでいる。冗談めかしてはいるが、心中はかなり憤っている様子だ。
「わずか1日とかネタすぎるだろ。いくらうちの会社がブラックだろうが、社会舐めてるとしか言いようがないよね。バイトじゃあるまいし。ほんとカス!」
別のケースでは、4月2日に体調不良で休んだ新入社員がそのまま退職。「今の若い子は分からない…」と困惑する。「4月1日に入社した新人が、4月2日の朝一で辞めた。見切りつけるのはえーな」という別の書き込みもあり、本当に速攻で決断していようだ。
4月4日の土曜日に新入社員が辞めた、というツイートも。完全週休2日制ではなく、土曜日出勤があることにショックを受けたのが原因だという。面接時に説明していたというが、実際に週末も働くとなると嫌になってしまったのだろう。後日親が会社に謝りに来たという。
「先見の明がある」と理解を示す先輩社員も
すぐに辞めてしまう新入社員に対し、ツイッターでは「ゆとりだから仕方ない」「雑魚すぎw」「どんだけぬるいんだ」といった批判が出ているが、一方で会社に問題があるとする意見もある。
「新入社員がもう辞めたとか笑い話にしてるけど、自分達の教育方法や扱い方がヤバいとかって少しでも考えたりしないのかね」
別部署の新入社員が3日で辞めたとツイートしていた人は、「新人離職率さらに上昇」と危機感を募らせる。「この数字、もうブラック企業の騒ぎじゃなくなってきた」と書いているところをみると、会社にも原因はあるようだ。
辞めたいと言い出した新入社員の説得を任された人からは、「私自身辞めたいし辞める人間だから正直人選ミス」という嘆きの声もあがる。ほかにも、
「3日目でバックれた新入社員、先見の明がある」
といった書き込みがあった。先輩社員がウンザリしながら働いている会社で、新入社員が辞めたくなるのも無理はない。
ツイッターでも「退職届」がトレンド入り
あまりの数の多さに信じられないという気持ちも起こるが、キャリコネニュースにコラムを連載中のユズモトさんも、初出勤日の始業30分前に新人から「やっぱり大変そうなんで」と電話で裏切られた経験を書いている。意外とよくある話なのかもしれない。
ツイッターには、週明け月曜日の4月6日にも「【悲報】新入社員が退職届を提出」という投稿が相次いでリツイートされ、「退職届」がトレンド入り。あなたの会社では、今年は何人の新入社員が残るだろうか。