日本総合ビジネス保証(株)(TSR企業コード:298685701、中央区新川1-20-4、設立平成23年5月、資本金9000万円、小嶋晋平社長)は平成26年10月16日、東京地裁へ債権者から破産を申し立てられ27年3月25日、破産開始決定を受けた。破産管財人には竹村葉子弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、新宿区新宿1-8-5、電話03-3356-5251)が選任された。
負債総額は約25億円(平成25年4月期決算時点)。
平成22年10月1日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した大和システム(株)(TSR企業コード:570127165、大阪市西区)のスポンサーとなった(株)八丁堀投資(旧:(株)スピードパートナーズ、TSR企業コード:296737470、東京都中央区)が、大和システムの関連(株)大和の湯(TSR企業コード:571538274、大阪市中央区)の温浴事業(スーパー銭湯)を引き継ぐ目的で設立された。
「やまとの湯」の名称で全国に展開していた18店舗とその従業員を承継し、24年4月には新卒採用を開始、初年度の24年4月期には売上高34億2880万円をあげていた。その一方で、当初より店舗の一部貸主との間で賃料の減額などの交渉が難航し、24年12月より逐次店舗の閉鎖やFC店への転換、他社への営業譲渡などを進めて業容を維持してきた。
しかし、八丁堀投資およびグループ各社で複数のトラブルを抱えて裁判事件に発展し、当社所有の不動産への差押や動産譲渡登記の設定などで信用が失墜、26年4月10日には八丁堀投資とグループ会社の(株)八丁堀住宅(旧:(株)らいずほーむ、TSR企業コード:452067146、東京都中央区)が債権者より東京地裁へ破産を申し立てられ、5月13日に開始決定を受けるなど動向が注目されていた。
情報提供元:株式会社東京商工リサーチ