レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが、ルノーはF1活動によるメリットを高めたいと考えており、トロロッソのマシンをルノーのコーポレートカラーであるイエローに変更するという案があると語った。
ルノーは現在パワーユニットを供給しているトロロッソの買収を検討していると報じられている。しかしマルコは、チーム買収よりもカラーリング変更がなされる可能性の方が高いと述べた。
「ルノーはパワーユニットに多額の金を費やしている。メルセデスほどではないにしてもそれでも莫大な額だ」とマルコはFormula1.comに対して語った。
「彼らは我々(レッドブル)と同じ問題に直面している。F1参戦によって利益を得る必要があるのだ」
「さらにルノーはマーケティングにおいて期待ほどの効果を得られていないと感じている。そのためマーケティングプラットフォームの向上のため、トロロッソを買収するという案、あるいはトロロッソのカラーをイエローに変えるという案が検討されている。後者の方が可能性は高い」
一方でトロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストはマレーシアGPの金曜記者会見において、ルノーのワークスチームになるとすればそれはトロロッソにとって大きなチャンスになるとの考えを示している。
「トロロッソが次の段階に進むための素晴らしいチャンスになり得る」とトスト。
「我々は将来コンストラクターズランキングにおいて5位以内のポジションを確立したいと考えている。マニュファクチャラーがオーナーとなり、その一部になるというのは、まさにその目標達成のために必要な前進といえるだろう」