平均視聴率20%超と大好評のうちに幕を閉じた、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」。朝ドラ初の外国人ヒロイン、エリーを演じたシャーロット・ケイト・フォックスは、ドラマ終了後もCMに抜擢されたり、歌唱力を見込まれCDデビューが決まったりするなど引っ張りダコだ。
そんなシャーロットだが、長期間に渡る撮影と長ゼリフの習得で、さぞ日本語が上達したかと思いきや、マッサン最終回前日に生出演していた「あさイチ」(NHK)ではカタコトの日本語に終始し、隣の通訳なしでは進行がおぼつかない「外タレ」ぶりを発揮していた。(文:みゆくらけん)
泣きながら次の大仕事にやる気を燃やしていた
[caption id="attachment_8620" align="alignright" width="250"] 良妻エリーの次は悪女を演じる[/caption]
それもそのはず、シャーロットは「マッサン」のオーディションに合格する以前は日本語を全く喋れず、それどころか日本に来たことすらなかったという生粋のアメリカ人だったのである。
「日本のいろんな俳優たちと仕事をしていきたい」
と、今後も日本で活動していくということだが、これまで外国人女優が日本で成功した例は少ない。マッサンバブルが弾けて3月30日からスタートした新しい朝ドラに世間の興味が移ると、彼女を見る機会はそれこそ「まれ」になってしまうのでは?と若干心配である。
しかしシャーロット、今年10月から公演される本場のブロードウェーミュージカル「シカゴ」の主演起用がすでに決まっているのだ。2月に発表された新聞記事では、「マッサン」の合間に行われたオーディションで見事合格したのだという。
「さすが超難関をくぐり抜けたシャーロット!」
と言いたいところだが、超多忙な「マッサン」収録の合間に、よくそんなヒマがあったものだとちょっと勘ぐってしまう。
しかし「マッサン」撮影時には大変すぎてよく泣いていたというシャーロットが、泣きながらも次の大仕事にやる気を燃やしていたのだから彼女の仕事への意欲は凄い。やっぱりチャンスを掴む人というのはやる気が全然違うものだなぁと尊敬してしまう。
米倉涼子の後輩として活躍できるか
「シカゴ」では「マッサン」でみせた純粋で健気な役どころとは正反対の、悪女を演じるシャーロット。「エリーと別れる寂しさはあるが、新たに役を作っていけるのは大きな喜び」と意欲を燃やしている。
ちなみに「シカゴ」といえば、あの米倉涼子が55年ぶりの日本人主演として2012年に抜擢されたあの「シカゴ」である。つまり、シャーロットは米倉の後輩となるのである。
その米倉といえば、結婚3か月ですでに別居報道が出て離婚危機がささやかれているが(事務所は完全否定)、片やシャーロットも母国アメリカに残してきたという夫の存在はどうなっているのだろう。
昨年10月の女性誌では「夫に会いたくてホームシックになり一時帰国した」とまで報じられていたが、最近は夫に関する話は皆無。まさか私生活でも米倉に追随、なんてことにならないといいのだが。
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