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スーパーGT第1戦岡山の決勝日は荒天に。朝のフリー走行はKeePer RC Fが首位

2015年04月05日 09:50  AUTOSPORT web

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スーパーGT第1戦岡山の決勝日朝の走行でトップタイムをマークしたKeePer TOM'S RC F
スーパーGT第1戦岡山は4日決勝日を迎え、午前9時から朝のフリー走行が行われた。途中アクシデントによる赤旗中断もあったが、前日ポールポジションを獲得したKeePer TOM'S RC Fがトップタイムをマークしている。

 土曜日に開催された予選日の夜から、岡山国際サーキットには強い雨が断続的に降り、路面は完全にウエットコンディションに。迎えた決勝日も朝から時折強い雨が降り、コース上はフルウエット。そんな中、午前9時から決勝を見すえた30分間のフリー走行がスタートした。

 コースオープン直後、グリーンテック SLS AMG GT3がいきなりウイリアムズコーナーでコースアウト。グラベルにストップしてしまうが、なんとか脱出し赤旗は提示されず。そのままセッション進行となる。ただ、その後もTOYOTA PRIUS apr GTやRacing Tech Audi R8がスピンを喫するなど、非常にスリッピーな状況でセッションが進んでいくことになった。

 そんな状況下、開始6分というところでグリーンテック SLS AMG GT3が再びモスSでコースアウト。今度はスポンジバリアに激しくクラッシュしてしまい、フロントを大破。赤旗が提示されてしまう。ドライブしていた和田久は自力でマシンから降りることができたが、レスキューにより救助されている。

 アクシデントの後、かなり雨は弱まり9時20分にセッション再開。走行は5分間延長となり9時35分までとなった。その後はコース上の水量も少なくなったこともあり、NetMove GT-Rが1コーナーでコースアウトしたり、セッション終了間際のアトウッドでヘイキ・コバライネンのDENSO KOBELCO SARD RC Fと伊沢拓也のRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがスピンすることはあったものの、大きな接触はなくセッションは進んでいる。

 フルウエットの状況での走行はもちろん今季初めてということもあり、各タイヤメーカーのウエット性能に大いに注目が集まるセッションとなったが、GT500クラスのベストタイム上はブリヂストン、ミシュランの両メーカーが近いパフォーマンスを発揮。予選でポールポジションを獲得したKeePer TOM'S RC Fが、1分35秒095というタイムでこのセッションのトップタイムとなった。

 GT300クラスでは、藤井誠暢が「ウエットになったら表彰台圏内は狙えると思う」とウエットでの強さに自信をみせていたAudi R8 LMS ultraが、GT500に食い込む好タイムをマークしトップに。テストから好調だったKSF Direction Ferrari 458が2番手、ポールポジションのGAINER TANAX GT-Rが3番手に。4番手にもRacing Tech Audi R8が食い込み、アウディ勢のウエットでのパフォーマンスが際立つセッションとなった。