トップへ

スーパーGT第1戦岡山 GT500ポールの平川亮「ミスがなければもっとぶっちぎりだった」

2015年04月04日 21:30  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

15スーパーGT第1戦岡山 ポールポジションを獲得したKeePer TOM'S RC Fのアンドレア・カルダレッリと平川亮
2015年スーパーGT第1戦岡山の予選で、GT500クラスのポールポジションを獲得した、KeePer TOM'S RC Fのアンドレア・カルダレッリと平川亮が、今回の予選を振り返った。

●GT500クラス ポールポジション/KeePer TOM'S RC F
アンドレア・カルダレッリ
 シーズンをいい形でスタートできたと思うよ。朝の練習走行ではマシンの調子がとても良くて、『これは行ける!』と自信を持っていた。だから、Q1に向けてマシンのセッティングを変えたりはしてないよ。

 Q1とQ2の間に、少しだけ変更を加えてもらった。あとは亮が素晴らしいアタックをしてくれたね。開幕戦でポールポジションを獲得できて、本当に嬉しいよ。

 2~3週間前のテストとは気候が違って、タイヤチョイスに苦労した。だからQ1でタイヤのテストをしていたんだ。どのあたりの温度でグリップするかを知るためにね。その結果、3ラップ目か4ラップ目にアタックするのでは、ちょっと遅すぎることが分かったんだ。だから、亮には少し早めにアタックするよう伝えた。うまく戦略が機能したと思うよ。

 明日は気候が一番の問題だね。ただ去年も同じような状況だったと思うし、今朝のウエット路面でも僕たちは速かったから、優勝できると思っている。ミスを犯さず、クリアなレースをすることが目標だよ。

平川亮
 まずはGT500参戦のチャンスを与えてくれた、トヨタとスポンサーに感謝しています。

 朝はウエット路面だったので、ドライでの感覚を掴むことができませんでした。Q1からQ2に向けて、アンドレアがマシンをセッティングしてくれて、乗る前からポールポジションを穫れるような感じはありました。そのプレッシャーからかもしれませんが、スタートの20分くらい前からマシンに乗り込んでいました。ずっとアタックラップをイメージしていたんですけど、思ったとおりにアタックできました。

 少しセクター3で失敗してしまいました。それがなければ、ぶっちぎりで1番を獲れたと思うくらい、マシンには速さがあります。明日のレースはポールからのスタートですし、もちろんポール・トゥ・ウインを目指します。うまく自分の実力を出せればいいですね。

(Q2でのミスは)タイヤを温めるのが早すぎてしまったので、ミスしていなければ、コンマ2~3秒は上がっていた。1分18秒台には確実に入っていたと思います。あそこでミスした時点で、タイムに関しては『どうにでもなれ』って感じでした。

 ダブルヘアピンの両方でミスをしましたね。その時点ではトップだと知らずに、『タイヤはもうダメだな』と思ってピットに入りました。それでピットに停めてトップタイムだと聞いたんですが、完璧なアタックでは無かったので、抜かれるだろうなと思っていました。でも、なんとかうまくポールを獲れましたね。

 明日は雨になると思いますが、ウエットでの経験が数周しかないので、不安要素ではあります。明日のフリー走行で少し乗るチャンスがあると思うので、そこで学んでいきたいです。決勝は、ミスをしないように落ち着いて、優勝したいと思います。