トップへ

黒谷友香×中村蒼が官能的に求め合う、17歳差の恋愛描く連続ドラマ『眠れぬ真珠』

2015年04月02日 21:10  CINRA.NET

CINRA.NET

『眠れぬ真珠』 ©BeeTV
連続ドラマ『眠れぬ真珠』が、4月22日からdTVで配信される。

石田衣良の同名小説を原作にした同作。銅版画家として成功を収め、妻がいる男性・三宅卓治と関係を持ちながら自立した生活を送る内田咲世子を主人公に、咲世子が17歳年下のカフェ店員・徳永素樹と恋に落ち、互いに愛し合う喜びを知ると共に葛藤する様を描く。

素樹との歳の差や彼の将来を考え、大人の女性としての選択を迫られる咲世子を演じるのは黒谷友香。映画監督への道を諦め、カフェで働く素樹役を中村蒼が演じる。さらに、素樹に想いを寄せる元彼女の椎名ノア役に大政絢、咲世子と不倫関係にある画商・卓治役に井浦新、素樹の幼なじみで映画プロデューサーの椎名清太郎役に若葉竜也がキャスティングされている。監督は『さよなら歌舞伎町』『娚の一生』などの廣木隆一。黒谷と中村は互いを激しく求め合う官能的なシーンにも挑戦しているという。

黒谷は、原作を読んだ印象について「役のお話を頂いて、最初に小説「眠れぬ真珠」を読んだのですが、その面白さに引き込まれ、石田さんが描く世界に読者として純粋に楽しみました。読んだ時に原作から受け取ったイメージを元に、私なりのもう一つの『眠れぬ真珠』を創る事を心掛けました」とコメント。

中村は、素樹が咲世子を求めるシーンの撮影を振り返って「監督からは、その求めるシーンだけではなく全体的にちゃんと目の前に起こってることに反応して感じるように、というのは常々言われていました。咲世子さんに対しては、本当に純粋に向き合っていました。今の素樹を変えてくれる、刺激的な存在の咲世子さんに惹かれていたと思うので真っ直ぐ向き合いました」と語っている。

原作者の石田は黒谷について「ものを創りながらひとりで生きる孤独さと疲労感、大人の女性の色気とかわいさ、才能のある年下の恋人を相手の将来のために切る強さと献身、ベッドシーンでは若い女性にはあらわせない余裕と恥じらい。黒谷さんは困難な役を体当たりで見事に演じてくれました」、中村について「才能はあるけれど、まだなにも形にできていない若い映像作家・徳永素樹の自負と悔しさがぴたりとはまっています。ぶっきらぼうな癖に、恋愛表現では素直でストレート。この作品はかなりヘビーなベッドシーンも多いのですが、中村さんの上品さでストーリーとうまく一体化されています」と太鼓判を押している。

■黒谷友香のコメント
様々な事を経験している分、恋愛に対してなかなか踏み出せない方達にこの作品を通して、一歩踏み出すと新たな景色が広がっていく...という事を感じて頂いだけたら嬉しいです。

■中村蒼のコメント
色んな愛の形がみれます。今皆さんがしている恋や人を愛する気持ちは間違っていない、という風に思えるのではないかなと思います。そしてこの作品に出てくる人物を、良ければ愛してください。

■石田衣良のコメント
小説でもドラマでも警察ものが流行りですが、ぼくは殺人事件より恋愛や性愛をきちんと描いた作品が好きです。衝撃的なのはわかるけど、殺すより産みだす行程のほうがずっと力強くて、価値があると信じているのです。『眠れぬ真珠』にはこれまであまりとりあげられなかった四十代の女性の恋愛と生活が潤いをもって描かれています。大人ですから当然のベッドシーンもきちんと役者さんが演じています。咲世子と素樹という十七歳年の離れたカップルが、二人切りのベッドでどんな台詞を交わすか。大人の性のひたむきさ、かわいさに触れてください。