4月1日のエイプリルフールに、ある会社が新入社員に仕掛けたドッキリが「やりすぎじゃないのか」とネット上で物議をかもしている。
2日に放送された情報番組「ZIP!」(日本テレビ系)のエイプリルフール特集で、都内のとあるブライダル系ベンチャー企業が取り上げられた。この会社では新入社員にドッキリを仕掛けるのが恒例で、番組はカメラを入れてその模様を紹介した。
役員が新入社員に激怒「今の体操は本気か!?」
舞台は入社式。途中で同社の「伝統の体操」を新入社員に教える、というコーナーに入る。しかし、この体操が変わっている。ビートの効いた音楽に合わせてDJ風に手を動かすといったもので、かなりシュールだ。
まずは先輩社員がお手本を見せる。これを新入社員が真似するのだが、どうしても笑ってしまう。すると会場にいた男性役員の顔がみるみる険しくなり、不機嫌な様子に。やがて「音を止めろと言っているのが分からないのか!」と激怒し始めた。
「今の体操は本気か? 今の現場は、このレベルの体操をしているの?」
新入社員たちからも笑顔が消え、現場は重苦しい雰囲気に――。しばらくして、司会が新入社員に「スクリーンに注目してもらっていいかな」と呼びかけると、そこには「ドッキリ!大成功!」の文字が。緊張が緩んだ会場からは、歓声と拍手が沸き起こった。
式の終了後、参加した新入社員は「個性的な入社式だった」とコメント。男性社員は、この日がエイプリルフールだということは頭になかったので、かなり驚いたようだ。
「緊張してる新入社員に悪質なイタズラすんな」
同社は「入社式で緊張する新入社員を和ませたい」と、このドッキリを企画したというが、番組を見ていたネット民からの反応はいまいちだ。
「これはひどい」「緊張してる新人相手に悪質なイタズラすんなや」
「こんなのを面白いと思ってる奴らの下で働きたくないわな。新入社員かわいそう」
「トラウマキターーーーーー」
など新入社員に同情する声が多い。変な体操まではいいとしても、新入社員を怒鳴り散らしてビビらせるのは笑えない、というのだ。
番組では、ドッキリを受けた別の男性社員が「今でも脚が震えています」とも話していた。やはり、せっかくやるなら楽しいウソにするべき、といったところだろうか。
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