キャラメルボックスの新作公演『時をかける少女』が、7月28日から東京・池袋のサンシャイン劇場、8月20日から大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。
筒井康隆による同名小説をもとにした同作。原作のストーリーから32年後を舞台に、小説版の主人公・芳山和子の姪である高校2年生の尾道真夏の物語を通して、小説の「その後」を描く。あらすじは、病気で倒れた和子の看病のために札幌から東京に来た真夏が、和子の勤める大学で起こった爆発事故をきっかけに、幼なじみの竹原輝彦と共にタイムリープの能力を手に入れる、というもの。
脚本と演出を手掛けるのは、キャラメルボックス設立メンバーのひとりである成井豊。キャストには木村玲衣ら劇団員に加え、客演の近江谷太朗、池岡亮介(D-BOYS)が名を連ねている。なお、『時をかける少女』を原作にした舞台作品が上演されるのは今回が初とのこと。舞台化にあたって成井は、筒井の了承のもとで「その後」の物語を執筆したという。チケット予約の受付は5月16日10:00からスタートする。
■成井豊のコメント
キャラメルボックス創立30周年記念公演の第三弾は、『時をかける少女』。実は製作総指揮の加藤昌史から「せっかく30周年なんだから、成井さんが本当に好きなものを舞台化してください」と言われ、「だったらこれしかない」と選んだのがこの物語。僕は1983年に作られた、原田知世さん主演の映画『時をかける少女』が大好きなのです。今回は原作の小説の作者である筒井康隆さんのご了承をいただき、この物語のその後を描きます。17歳の少女が経験する一夏の冒険。ご期待ください。