トロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストが、今季起用したルーキードライバーのマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツJr.を絶賛し、「ばかな人々」からの批判に答えることができたと語った。
フェルスタッペンはF1史上最年少の17歳、サインツJr.は20歳で今年F1デビューを果たした。非常に若いルーキーふたりを起用したことに懸念を示す人々も多かったが、ふたりとも見事なパフォーマンスを発揮している。
サインツJr.は2戦連続でポイントを獲得、フェルスタッペンはマレーシアGPで7位に入り、F1史上最年少入賞を果たした。
フェルスタッペン起用に対する批判に答えることができたと思うかと聞かれたトストは次のように述べた。
「(昨年の)10月、11月には誰もが批判していたが、私はそのころからこう言っていた。『彼はコース上で答えを出してみせる。そうすればばかな人々でも理解できるだろう』とね」
ふたりは才能があるだけでなく、学ぼうとする意欲が大きいと、トストは褒め称えた。
「ふたりには極めて満足している。全くミスをせずに素晴らしい仕事をしてくれた」
「柔軟な態度で、夜遅くまで学ぼうとする。何が起きているのか、マシンの何が変わったのかを知りたがり、それを理解することでパフォーマンスが向上する」
「ドライバーとしてのスキルも非常に優れている」
テクニカルディレクターのジェイムズ・キーは、ふたりの仕事ぶりを見るとルーキードライバーとは思えないと述べている。
「とても難しいコンディションだったが、ドライバーはふたりとも素晴らしい仕事をした」
「我々が期待したとおりの仕事をし、レース中のタイヤに関するフィードバックも的確だった」
「いろいろな意味で、ふたりはルーキーとは思えない」
「舞台裏で何か大きなドラマがあったわけではない。ふたりがいい仕事をしただけだ」