マクラーレンのエグゼクティブチェアマン、ロン・デニスが、マレーシアGPの週末にはポジティブな要素がたくさんあったとして、今は試練の時期だが人々が予想しているより早く結果が出せるようになると述べた。
マレーシアGP予選でマクラーレンのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはQ1落ちを喫し、決勝では共にパワーユニット関係のトラブルでリタイアに終わった。
しかしデニスはこの週末に明るい要素を見つけることができたと述べている。
「ドライバーはふたりともハイスピードコーナーでのパフォーマンスとブレーキングの特性を非常に高く評価していた」とデニスが述べたとmotorsport.comが伝えている。
「週末の間にあらゆる種類のポジティブな要素を見つけることができた。サーキットの一部で非常に強かったと思う。もちろん、我々がエンジンと共に目指している位置には来ていない。それはホンダにとっても同じだ。しかし徐々に近づきつつある」
マクラーレンは今は苦労しているが、ホンダの協力の下、いずれは成功を収めるとデニスは言う。
「我々にとって今はたくさんのことを学ばなければならない時期だ。もちろん優勝したいが、それだけでなくワールドチャンピオンシップ獲得を目指したい。それにはOEMの集中的かつ100パーセントのサポートが必要だ」
「今は試練の時期だ。だがホンダと共に努力し、人々が考えているよりも早く目標を達成するだろう。一歩一歩前進していく。評価できる速さを発揮できるのはヨーロッパ(ラウンド)以降になると思う」
マレーシアGP後にバトンも「入賞争いができるようになってくるのはヨーロッパラウンドから」と発言している。