4月1日は、多くの会社で入社式が開催されたことだろう。
キャリコネニュース編集部は、国際自動車が入社式でユニークな試みを行うとの情報をキャッチ。同じく入社したばかりのH記者が単独で、カメラ片手に現場に向かった。
あいさつの途中で「マイクの故障」かと思ったら…
会場を訪れると午後から行われた立食形式のジョイントパーティーには145人の新入社員とともに、先輩社員約70人が参加。和やかなムードの中、新入社員たちは先輩社員が語る会社や仕事の話に耳を傾けていた。
途中、檀上で先輩社員がお祝いの言葉を話し出そうとすると、なぜかマイクが入らない。会場が静まり返ったかと思うと、3代目J Soul Brothersの「R.Y.U.S.E.I」が流れ、マイクを持っていた先輩が急に踊り始めた。
曲が進むにつれ、踊る社員の数は増えていく。実は、これは先輩社員が新入社員を驚かせようと計画した「フラッシュモブ」だったのだ。
フラッシュモブとは、大勢の人が前触れもなく突如ダンスなどを行い、周囲の関心を引くパフォーマンスのこと。2013年に発売されたSMAPのミュージックビデオにも取り入れられている。
最終的に踊りに加わった社員は、約20人に。曲が終わると、次はAIの「ハピネス」がかかり、先輩社員70人全員がダンスを披露した。曲の終わりには、新入社員や出席していた経営陣もフラッシュモブに参加し、会場は一体となった。
5年前から新卒採用「不安だろうけど期待を持って」
国際自動車がこのようなサプライズイベントを行うのは、今回が初の試み。なぜ取り入れようと思ったのかと尋ねると、入社3年目になる人財採用課の嶺脇梨彩さんは「新入社員に喜んでほしかったからです」と語った。
同社が新卒採用を開始したのは、5年前の2010年。入社時は新卒採用開始から日が浅く、不安に思ったことも多かったという。だからこそ「新入社員には会社に期待を持ってほしい」と、新しい試みを実施することにした。
新卒採用で入社した社員が中心となり、2週間前から仕事後に会社の地下などを使用して練習を重ねた。ドライバーの社員も一緒に参加したため、全員で集まることができたのは、振付を教わった初日と今日の本番直前のみだったという。
フラッシュモブを目にした新入社員の齊藤夢乃さんは、「びっくりしました。次は私たちも、さらに上を行くようなものをやりたいです」と興奮した様子。入社後は「国際自動車一の笑顔が素敵な女性ドライバーになりたい」と意気込みも語ってくれた。
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